共働舎(横浜市泉区、運営:社会福祉法人開く会)は、
知的障がいのある方のための、障害者福祉サービス事業所です。
この共働舎内には、
メダカやヤゴなどが暮らし、利用者さんや職員の方々の憩いの場ともなる「とんぼガーデン」があり、
10年以上前からビオトープの改修や維持管理、場の活用などに関わらさせて頂いています。
今年度も、このビオトープの維持管理作業を利用者さんと一緒に進めており、
今回は、今年度最後の第3回目でした。今回も同じメンバーの利用者さん5人が参加。
最初は、とんぼガーデンを全員で回って、フィールドビンゴも活用しながら全体を把握。
五感をフルに使いながら季節の移り変わりとビオトープの周りの状況をチェックしました。
霜柱があったり、水面が凍結していたりと厳冬期真っただ中ですね。
とんぼガーデンの状況チェックし、用紙へ記録して午後の管理作業に活用しました。
程度は軽いですが漏水があるようで水が減りやすいので対策が必要です。
次に、現状でどんな生きものが来てくれているのか?
”来てくれた生きものに評価して貰う”ために、採集して観察まで進めていきます。
冬なのでトンボの成虫は観察できませんが、ヤゴは沢山見られるはず..!
全員で協力して調査・観察を行いました。
観察終了後は一旦、今年度の振り返り作業です。
利用者さんからは「お客さんが来てくれるようにしたい!」、「ヤゴが見られて楽しかった」等前向きな意見が出てきてとてもうれしかったです。
午後からは、”とんぼガーデン”の管理作業をしました。
看板の作成、セイタカアワダチソウの除去、はがれた道の舗装を片づけ等を行いました。
今回の作業は、全員で協力し、スムーズに進行しました。
活動中の写真を張った看板が完成したり、道もきれいになったりと、以前よりもぐっとより良くなりました。
今年最後の活動ということもあり、利用者の方々も活動に慣れてきてくださったようで、
積極的な活動や発言などが出ており、継続していくことの大切さを感じました。
来年度も引き続き、
利用者さんや職員の方々と維持管理を進め、
多くの生きものと共に、多くの方が憩いの場にもなるように、一緒に考え、進めていきたいと思います!
最後に、
共働舎職員の方々、利用者の方々、
プログラムをご一緒に進めてくださっている「あおぞら自然共育舎」の早川さん
関わってくださっている全ての皆様ありがとうございました。
来年度もどうぞ宜しくお願いいたします。