当社初”プロボノ”活動のご紹介

先日、都内某所におきまして、諸事情により開発が不可避となった神社の敷地の植物レスキューをおこなってまいりました。


この案件は、BiotopGuildとして明確には初となる”プロボノ”の取り組みとなります。”プロボノ“とは、社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活動のことです。

「自然環境の保全や再生は長くボランティアで…」という風潮へのアンチテーゼとして、「自然環境に価値を認めるなら、まずは我々がその価値を最大限に認めていること示さねば。」ということでNPOやNGOではなく株式会社として創業したBiotopGuildですが、本件は背景と現地の素晴らしさを知り、その背景的に金銭での利益とは別の部分でお手伝いする必要性、そしてその意義が十分にあると代表の三森が判断しました。 

東京の区部にこんな素晴らしい遺存的な自然環境があったことの素晴らしさとそれが失われることの悲しさが一度に襲ってくる辛い現場でした。

「これだけ人口が減少に向かい、これだけ自然環境の重要性が認識されるようになり、SDGsなんて言葉が踊るようになっても人間はまだ”ここ”にいるんだな。。。」と人としても自然環境保全の現場にいる者としても悔しくてたまらない現場でした。

本件に声をかけてくれたみちくさ部長こと佐々木さん、そして参加された皆さん、ありがとうございました、そして雨降りや斜面における危険な作業の中、お疲れさまでした。

レスキューされた植物や採取した表土は、しばらくの養生の後、区内や近傍地において移植され、域外系統保存という形でその歴史を少なからず未来へ繋ぐ予定です。今後BiotopGuildとしては、移植先やその場所での環境教育プログラムの作成と提供を検討しています。引き続きよろしくお願いいたします。

BIotop Guild

「人と自然の繋がり」「人と人との繋がり」を深め、
自然環境に対する意識や考え等を変えていきたい・変わっていきたいという想いで設立しました。

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