何かプログラムに使えるかと思い手に入れたキハダ。
胃にも良いとの事だったので、お茶にして飲んでみたところ…
これは顔がくしゃっとなるほど苦いですね。
良薬は口に苦しといいますが、最初にキハダを口に入れた人はすごい。
<キハダ(ミカン科キハダ属 落葉高木)>
分布:北海道~九州の山地で多く自生している
コルク質の樹皮にある黄色の内皮を乾燥させたものを黄柏(おうばく)といい、
健胃整腸剤や外用消炎薬として利用されてきている。
また、草木染めの染料としても使われてきた。
今は色々と研究が進み、植物の効能や成分がある程度わかっているので症状に合ったものを簡単に調べられ、
不安なく口にすることができますが、昔はそうはいかなかったですよね。
生活の中で経験し、工夫しながら植物たちを生活の中に取り入れていき、
そしてその経験が今に引き継がれ利用されてきたと思うと、人の体験・経験は何よりも大切なもの
だなと、改めて考えさせられます。
生きものたちの生態等も、文献等で勉強し、私の頭の中で「こういうものだ」と思っていたことも、
野外にでて実際に生きものたちと触れ合っていく中で、実は違ったり、新しい発見があったりする経験があります。
そうしたことを考えると、五感を使って、実際に体験・経験したことが何よりも自分にとっての財産に
なるのではないかなと感じます。
普段、生きものたちの暮らしや魅力をより多くの方に知ってもらいたい、伝えていきたいと思い活動していますが、
より人々に興味を持ってもらい、さらに自信を持って魅力的に伝えていける人間になるためには、
色々な事に興味を持ち、体験・経験し、自分の中に“体験・経験の引き出し”をもっと作っていくことが、
自分の可能性や、今後の活動の幅を広げていくことに繋がるのではないか
また、自然の楽しさや魅力等は、実際に体験、経験してもらってこそ、より深く伝わるのではないか
そのためには、より楽しく参加してもらえるプログラムづくりをもっと行わなくては!
とキハダのお茶から、再度教えてもらいました。
残りのキハダは、草木染めの染料としてつかいたいと思います♪
(キハダは山沿いの道の駅やインターネットショッピングなどで購入することができます。)