共働舎・とんぼガーデン、今年初めての活動。

共働舎(横浜市泉区、運営:社会福祉法人開く会)は、
知的障がいのある方のための、障害者福祉サービス事業所です。

 

 

この共働舎内には、
メダカやヤゴなどが暮らし、利用者さんや職員の方々の憩いの場ともなる「とんぼガーデン」があり、
10年以上前からビオトープの改修や維持管理、場の活用などに関わらさせて頂いています。

 

昨年度も、このビオトープの維持管理作業を利用者さんと一緒に進めておりましたが、
今回は、今年度の第1回目でした。今回は今までの維持管理作業とは内容が違います!

記事の最初にも書かせていただきましたが、造成から10年以上たっているとその造成当時を知る方が
異動等で、とんぼガーデンを離れていってしまいます。なので今回はとんぼガーデンのこれまでを振り返り
つつ、これからのとんぼガーデンのあり方について考えていくきっかけの回にしようということで実施しました。
なので、今回はスタッフを含め総勢24名での活動となりました。たくさんの方に参加していただけてうれしい限りです…!(午前と午後のチームに分かれて活動しました。)

と前置きがいつもより長くなりましたが、いつも通り最初はとんぼガーデンを全員で回って、フィールドビンゴを活用しながら全体を把握しました。普段活動に参加されていない方も参加しているのでビオトープ管理班がいつも何をしているのかを体験しながらビオトープの現状を把握していきます。


五感をフルに使いながら季節の移り変わりとビオトープの周りの状況をチェックしていきました。オオシオカラトンボの羽化殻等も見つけながら季節の移ろいを感じました。

次に、全員で現状でどんな生きものが来てくれているのか?
”来てくれた生きものに評価して貰う”ために、採集して観察まで進めていきます。
生憎の雨空なのでトンボの成虫は観察できませんが、ヤゴは沢山見られるはず..!
全員で協力して調査・観察を行いました。初めて顕微鏡を扱う方もいてとてもよい経験になったのではと思います。全員、ヤゴの同定をすることが出来ました。

観察終了後は池にヤゴたちを帰して、とんぼガーデンの今までとこれからについてのディスカッションを行いました!
あおぞら自然教育舎の早川さんにスライドでとんぼガーデンのこれからのレクチャーをしてただきました。
昔から携わっている利用者さんもいらっしゃり、当時のことを覚えていてくださいました!
「これまで」が分かったところで「これからとんぼガーデンが○○になったらいいな!」についてを班ごとに別れディスカッションをしました。
「お客さんが来てくれるようにしたい!」、「草を抜いて明るくしたい」「道を片付けて歩きやすくしたい」等前向きな意見が出てきてとてもうれしかったです。すぐに実行できるものは次の活動から取り入れ、今日の意見をとんぼガーデンに反映させ、より良い場所としていきたいと思います。

今年度も引き続き、
利用者さんや職員の方々と維持管理を進め、
多くの生きものと共に、多くの方が憩いの場にもなるように、一緒に考え、進めていきたいと思います!

 

最後に、
共働舎職員の方々、利用者の方々、
プログラムをご一緒に進めてくださっている「あおぞら自然共育舎」の早川さん
関わってくださっている全ての皆様ありがとうございました。

来年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

担当:山本

BIotop Guild

「人と自然の繋がり」「人と人との繋がり」を深め、
自然環境に対する意識や考え等を変えていきたい・変わっていきたいという想いで設立しました。

ビオトープについて