ビオトープとは

ビオトープ(Biotop)とは、ドイツ語の生命、生物(bio)と場、空間(top)を合成した言葉です。  難しく言うと「ある特定の生物群集が生存できる環境条件を備える地域」のことであり、少し簡単に言えば「ある特定された地域や場所に暮らす生物たち全てにとって生きていくために必要な環境条件が揃った場所と言えるでしょう。」

なので、ビオトープは池に限るわけでもなければ、人が作った施設を指す言葉でもないのですが、日本ではそのような誤解が生じています。

ビオトープづくりとして、例えばゲンジボタルの生息する環境を再生させたいとしたら、ゲンジボタルが自ずと生きていけるような環境を整えることが必要です。
そしてそれは、ゲンジボタルのみでなく、そこに暮らしてきた他の生物にとっての"すみか"でもなければいけません。

方法を間違えば、「自然再生」と思ってやったことが、新たな「自然破壊」となってしまうこともあります。
近年、ビオトープが人の影響によって壊されていることが問題となり、どうしても人工的というか、人の手の入った環境をビオトープとして造成、管理することが多くなりがちです。
我々は守るべき環境の保全を第一に、失われた環境をビオトープの視点で再生し、その過程に多くの人が関われるようにすることで、真に生きものと人とが共に生きていく社会の実現を目指していきます。

BIotop Guild

「人と自然の繋がり」「人と人との繋がり」を深め、
自然環境に対する意識や考え等を変えていきたい・変わっていきたいという想いで設立しました。

ビオトープについて